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企業には、営業、経理、物流部門で物やお金の流れに伴って色々な伝票があります。
使う目的によって、「社内用伝票」と「取引用伝票」に分けられます。
取引用伝票について、その大きさや様式、使い方を統一して企業や業界間で共通に
使用できるようにしたものが、”統一伝票”です。 |
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統一伝票には一般的に下記の利点が考えられます。 |
@ | 統一伝票は大量生産によってコストダウンしやすい。 |
A | 統一伝票を使う場合に揃えなければいけない伝票は、専用伝票のように取引先別に、
という必要はなく、伝票の管理が簡単になる。 また伝票の在庫を切らすことは受注
チャンスが減ることに繋がるが、統一伝票は入手しやすいので在庫管理が楽である。 |
B | 統一伝票は、社内伝票とも共通で使えるため、コストが省けやすく、転記する必要がないため、ミスも減ると考えられる。
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各業界の情報システム化やネットワーク化が進み、売上や納品の伝票発行量が増え、
コンピュータでの処理もそれに伴って増加しています。
これとともに伝票も単一手書きだけではなく、連続伝票が増加傾向にあります。 |
@ | 専用伝票のように企業ごとの伝票発行ソフトを作る必要がなく、データ交換フォーマット
の標準化が出来るため、ソフトウェア設計が容易に行われ、汎用ソフトウェア利用の可能性が期待できる。 |
A | 取引先が変わっても伝票出力装置の伝票を取り替える必要がない。用紙の幅や打ち出し
開始点が違うこともないので、労力と時間の無駄を節約できる。 |
納入側のシステム面からみても、上記のように売上伝票の統一化の効果はきわめて大きいといえます。 |
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オンライン受発注の普及は、伝票の発行場所や、発行方法そのものの変化をもたらし、
従来の手書きを中心とする統一伝票だけでは適用しがたくなった。このため、オンライン用
の統一伝票”ターンアラウンド伝票”が追加制定された。
〔ターンアラウンド伝票とは…〕
発注者側で作成した伝票が、受注者側に渡り、納品時に再び発注者へ戻ってくる伝票であり、
一つの伝票が発注伝票と仕入伝票を兼ねた物。(手書でも切り離してでも使用可) |
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